
4月1日、日本の内閣官房長官菅義偉が、首相官邸で現在の平成に替わる新しい年号”令和”を正式に発表した。新年号は今年5月1日の新天皇が即位する当日の0時から使用を開始する。古代中国が”皇帝”を使って君主を呼んだのとは異なり、”天皇”は日本の君主に対する特有の呼び方だ。どうしてあらゆることを古代中国に学んだ日本が、統治者の尊称に”皇帝”を使わず、天皇を使ったのか。両者にはいったいどんな違いがあるのか?
中国の皇帝が単なる世俗的な専制の化身に過ぎないのとは異なり、日本の天皇は世俗的な権力を行使する他に、宗教的指導者であり、精神的権威であり、神格的特徴を持っている。天皇の”神格”の由来に関して、日本最古の神話古典≪古事記≫の中に、詳細な記述がある。日本版のホメロス風讃歌として古事記は、天地の創造、神々の誕生から、初代神武天皇の誕生および33代推古天皇までの歴代天皇の系譜と主な経歴までを記載した。
当然神話的な色彩を持つと見なされている≪古事記≫は、その内容をすべて信じることは出来ない。事実、日本の天皇の記載に関しては、最も古くても第15代応神天皇までしか遡ることは出来ない。しかも”天皇”の称号も、初めからずっと用いられてるわけではない。歴史書の記載によれば、日本の”大和政権”は、3世紀中頃に日本の本州の中心に現れた地方豪族によって構成された連合政権である。5世紀初めまで発展し、次第に勃興して周りを征服したのち、日本列島に初めて統一の国家政権を打ち立てた。その大和政権の最初の首領は”天皇”とは呼ばれておらず、”大王”だった。

7世紀初めの推古天皇の時代になり、中国儒家思想の影響を受け、やっと”大王”が”天皇”に改められた。日本の皇室がどうして”天皇”を選択し、”皇帝”ではなかったのか?一説には、当時の摂政聖徳太子が、”天子”と”皇帝”の頭文字を取って”天皇”の称号を制定したからだと言われている。当時の日本皇室は、自分の”神格”を強めるために、わざと”天皇”を選び、この言葉によって自分が当時の隋朝の皇帝よりさらに強大であることを強調した。推古天皇が隋の煬帝に宛てた国書の中の、”東の天皇が西の皇帝に謹んで申し上げる”という言葉は、日本の皇室の内心を表す最もよい証拠だ。

日本の天皇が中国皇帝と異なるところはとても多い。最も直観的なのは、日本の天皇が誇りにしている”万世一系”だ。これまでずっと日本の歴史書は、天皇の継承は”万世一系”であると公言しており、すべての天皇が同一家族から来ると考えている。逆に中国は、陳勝、呉広が「もとより人間に王侯将相の種族の別があろうか」と天下に叫んだ後、王朝の交代が絶えず起こっている。
中日両国の最高統治者に全く逆の状況が現れた大きな要因は、両国統治者の地位にある。上述したように、中国の皇帝は世俗的な専制の化身に過ぎない。しかし日本の天皇は世俗的権力を行使する以外に、宗教的指導者であり、精神的権威であった。天皇が持つ”神格”の特徴は、幕府の統治時代さえも保証され、誰も天皇に取って代わらなかった。逆に中国は、「王侯将相に種族の別があろうか」の思想がすべての人の心に根付き、だからこそ王朝交代が起こった。
しかし、誰も天皇に取って代わらなかったことが、日本に権力の二元化を出現させた。武士が盛んになるにつれて、日本の天皇は次第に世俗の権力を失い、鎌倉、室町、江戸幕府の時代には、政治の中心は上層階級の封建領主の利益を代表する皇室から、軍事的封建領主の利益を代表する幕府へと移った。この時期に出現した二元的な権力体系が日本独特の権力分立であり、即ち精神的権威と政治的権威の分離である。

日本の権力分立と逆なのが中国の中央集権専制である。中国はこれまで王朝交代の伝統があり、新しく建った封建王朝は、自身の統治を強固にするため、絶えず中央集権を強化し、皇権を強化した。地方勢力を分裂させ、丞相の権利を削ぎ落すことは、すべての皇帝の重要な任務になった。
日本の天皇と中国の皇帝にはさらに最も大きな違いが一つある。それは天皇が宗教的機能を備え、神道教の最高指導者であることだ。つまり上述した”神格”である。このような”神格”は、中国の皇帝の身の上には体現しておらず、歴代王朝の皇帝には封建王朝の統治者の身分しかない。しかも歴代王朝の皇帝は、往々にして宗教を封建王朝統治を強固にするツールとして提唱した。この観点から言えば、古代中国の皇帝の権力は、様々な宗教指導者の権力より遥かに高かったと言える。
ソース
https://www.toutiao.com/a6674972382832099847/
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読み応えがありました
しかし中国の人はよく知ってるね、古代は大王だったとか…
良く日本を研究している人だなと感心した。
もしかして日本人?と疑いたくなるほどに。
>武士が盛んになるにつれて、日本の天皇は次第に世俗の権力を失い、鎌倉、室町、江戸幕府の時代には、政治の中心は上層階級の封建領主の利益を代表する皇室から、軍事的封建領主の利益を代表する幕府へと移った。
荘園領主に反乱を起こした武家集団の棟梁も清和源氏と桓武平氏だったように、とどのつまり日本人は血統が大好きなんだよ。
それが天皇制が延々と続いてきた最大の理由。
徳川家でさえ新田源氏という意味不明な系譜を作って清和天皇の血筋を引いているんだぞとアピールするしかなかったくらいだ。
家康なんて秀吉が天下人だった時代には藤原姓を名乗っていたのにね。
いつの時代も日本人は血統が大好きだから、民主主義の時代になっても二世議員ばかりの世の中が続いている。
まあこういう難しい文章を理解するのは難しいか〜(・∀・)
それともよく研究したのか
安倍さん、非情のスペシャルメニューを堪能してしまう
・ 京都大水害 パチンコ企業パーティ
・ 埼玉豪雪 昭恵と雪見天婦羅
・ 広島土砂災害 ゴルフ三昧
・ 大阪大地震 高級しゃぶしゃぶ
・ 西日本大水害 議員宿舎で大宴会(赤坂自民亭)
普通の日本人 「ガイジというより、ヒ.ト.モ.ド.キだなw」
小坪慎也 「同和地区出身 はすみとしこは悪人顔のレイシスト。おまけに幸福の科学だ! 茨城県古河市東諸川889−20 」
巷で話題の子供部屋おじさん、そのほとんどがネトウヨだった。増加する引きこもり中年ネトウヨに、政府が対策に乗り出す
憲法改正 消費税 中西進 参院選 脱税 籠池 ナチス 加計 令和 高須 安帝 万葉集 毎月勤労統計調査
安倍の考えた新元号「令和」、張衡の帰田賦(中国古典)が典拠だったw
幼少期から「宿命の子」と持て囃された安倍晋三さん、単なるガイジだったw
安倍晋三さん、西日本が未曾有の災害で酷い状況。 死者が200人を超える中、議員宿舎で酒盛りして二日酔いで何もできず(赤坂自民亭と称してバカ騒ぎ)、 自慢の下痢も悪化
松井一郎知事とともに都構想実現に向け、ダブル選に臨む吉村洋文市長 かつて 盗聴 恐喝 贈収賄 で有名な武富士の代理人を務めていたw
皇帝は革命王であり、天皇は神聖王
古墳期の日本は120国あり、大和は政治的中心国で、ローマ同様、初めは一都市国家的であったものが、全体の国家名を冠するまでになった。だからオオキミはプレ・エンペラーと言えるし、律令制に移行して統一国家となった時点で皇帝に等しい地位となったと言える
まあそこら辺日本では神武天皇を否定しないために曖昧にしてるからいろいろ説があるのかな
天皇と皇帝の違いから前者は脈々と一貫性の有る国造りができたのだから
日本の天皇制の発案者が聖徳太子と記事にはあったが誰であれこの発明は他のあらゆる発明よりも壮大な思いつきであったと思う 民族の性格、よりよい文化の継承に計り知れない影響を与えたと思う
天皇制には思わぬ福をもたらす副産物がたくさんある
その制度のもとでは人間の残虐性が抑えられ中庸の思考がよりよくできる
中国(本当は中国ではないのだが中国と呼ぶことで歴史の混乱と錯覚が生まれている)
の場合は覇権を握ったものが
前政権に携わったものを根絶やしにすることで民族の残虐性が助長したし、
良いものも後世に引き継ぐことはできなくて時代の断絶が生まれその繰り返しの不毛な歴史で文化は古代の爛熟期より発展することはできなかった
万葉集は国を構成するあらゆる階層の人々が参加した これも天皇制の影響があるのかもしれない(天皇以外はみな平等という思想=建前だが大事なところ)
これは農民にも高度な詩を理解創作する人がいたということで当時の他の世界の国では考えられない編纂物
である 今回元号の”令和”の典拠がここから得られたということはタイムリーなことだと思う
蛮族と呼んでた遊牧民に取って代わられたのに何言ってんの
やつらにそんな思想あるかよ
応神天皇までとしか確認できないというのは、歴史に詳しくないアホがよく言う与太話(元号に詳しくない人がイニシャルがどうとか言い出す幼稚さと同じレベル)。